東棟に雨戸パネルを Storm sashes for all glass doors and windows in the East Wing

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6. 捻り締め鍵の調整

6.1 ガラス窓2 2026年5月24日

 ガラス窓2については以前,かなり格闘したようである。実行過程で思い出した。ガラス窓1もすでに戸車や鍵の調整をしたようである。鍵が更新されている。タニハ新築時にガラス窓2を担当した方の技量が低くてその格闘ぶりが戸車をみても伝わってくる。ガラス窓を設置する筈の木枠も問題があって長方形になっていない。直角であるべき筈がそうではないのである。

 ガラス窓1の雨戸も外した。一つは元々のもので,もう一つは風化が進んでいて,他の大工さんに新たに作ってもらったがその材料がベニア板で2年もたたないうちに腐ってしまった。これはこのサイトで繰り返し嘆いていたことである。

 閉まった二枚のガラス戸を室内からみると,右手が内側でオスネジがある。左手は外側に位置しメスネジがある。外からガラス戸(外戸)を外して,縁側において,さらに残りのガラス戸(内戸)を外して,縁側においた結果が図26と図27である。

 認識に混乱があるかもしれない。外側からガラス戸(外戸)を外してそのまま平行移動して縁側において,さらに残りのガラス戸(内戸)を外してそのまま平行移動して,先に置いた外戸に重ねて置いたのが図26であり,図27なのである。

図26 左:オスネジがある内戸の右の戸車,右:メスネジがある外戸の右の戸車
図27 左:オスネジがある内戸の左の戸車,右:メスネジがある外戸の左の戸車

 図23のように,ガラス窓2では室内から見ると,右手の窓枠の上方部には結構大きな隙間がある。内戸の室内から見ると右手の戸車が左手の戸車より高くなっているように見える。だから,これを解消するには,右手の戸車を低くするか,左手の戸車を高くすれば良いと考えるのである。

 ところが,図27を見ると,逆になっている。図27の左手のガラス戸に見える戸車は内戸の室内から見ると左手になるが,図26と図27に見える他の三つの戸車とは違って透明感がある。他の三つの戸車は径35mmであり,透明感がある戸車は30mmなのである。つまり,この工作をした際に勘違いしていたのである。嗚呼ややこしい。

 図28には外した透明感のある径30mm戸車と黒い径35mm戸車を示しいる。図29には以前買いだめした戸車を示している。

図28 外した径30mm戸車と他の3つと同じ径35mm戸車
図29 上部に見える径35mm戸車と下部の径30mm戸車

 閑話休題でもないが,次にこの東棟からみえる寂しい眺望である。都市計画上の無指定地域に人が暮らす家屋を立ててはだめなのである。当時は田園風景であってもこのように荒んだ景観が展開されるのである。

図30 ほぼ東方向
図31 ほぼ東南方向

 図32と図33について解説をする。いずれも左手のガラス戸(内戸)である。図32のガラス戸に赤い波板のようなものが載っているがこれは樹脂の弁当箱で再生可能素材である。これは木材よりもより弾力があり紙切り鋏でも可能が簡単なので,これで戸車とガラス戸の間の詰め物として利用した。

 図33の画像では見にくいが,左手のガラス戸の戸車のための窪地は極端に深く配置されている。これは当時の大工さんが自らの失策を埋めるために掘り込んだものであった。以前,これを見て,これがこのガラス戸の元凶と思って種々詰め物をしたのであるが,実は失策対処の結果だったのである。このことをぼくは今回もまた判断ミスをして,ついつい弁当箱の詰め物をしたのであった。

図32 左に置いたガラス戸(内戸)の室内から見て左手にあたる戸車を径30mmから径35mmに変更
図33 左に置いたガラス戸(内戸)の室内から見て右手にあたる戸車径35mmを再調整

 さて,ガラス戸(内戸)を改めて嵌め込んで,図44では外から左枠付近に当てて,図45では右枠付近に当てている。図45では右枠とガラス戸がピッタリと引っ付いている。図44では上部に隙間が見える。曲尺で調べると,ガラス窓の木枠がしっかりと長方形ではないのである。木枠も歪んでいたのである。嗚呼,寒し。風化の結果ではない。

図44 外から左枠付近を
図45 外から右枠付近を

 オスネジの位置は動かせない。捻り締め鍵を機能させるには,框(かまち)の重ねに隠れたメスネジの位置をずらすことになる。外戸の框左端にセロテープで紙を留めて,外戸を木枠左端に当てて,内戸を木枠右端に当てて図46のようにして,オスネジをグイグイと押す。その結果図47のようにオスネジの圧跡が残る。さらに紙の圧跡をキリなどで刺すと,図48のように木部に穴ができる。

図46 框に紙を挟んでオスネジで強く
図47 オスネジ先の圧跡が
図48 さらにメスネジそばに圧跡を

 電気ドリルで細いドリルから太いドリルに移って鍵穴を開けて,金具型に削って図51のようにセットした。

図49 径6mmドリル穴
図50 径9mmドリルで
図51 金具を固定

 これだけの作業で図52のように何とか,ガラス戸の鍵が機能した。図53はたったこれだけのために使ったツールなどである。図33の左手のガラス戸の戸車を径30mmにすればもう少し綺麗な結果が得られたのであろう。

図52 無事,捻り締め鍵が機能した
図53 この作業に使ったツールなど

以上,2026年5月25日記。

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