ガラガラっと Crumbling

はじめに

 タニハの東棟の窓などに雨戸を設置すべく大工さんと現場で打ち合わせしていたら,大工さんが枠が鉛直軸からずれているという指摘を受けて,観察したら,柱自体も傾いている。かなりのショックであった。簡単に写真撮影した。今後,記録してゆくつもりである。

1. 2026年5月29日の観察では

1.1 北面部分

 図1では,北面に近い東面の壁面を見ている。柱の下部付近では隙間があって,柱の上部付近では壁の漆喰を押し込んでいる。つまり北ー天頂ー南の方向への回転現象が認められるのである。東面から北面に回ったところに図2のようにN-S crackが走っている。

図1 北面に近い東面の壁面
図2 北面の東端付近のN-S crack

 北面の図3の東棟玄関と,図4と図5の本館玄関付近には,N-S crackなどがあり,南からの引っ張り構造が見える。

図3 北面の東寄りの東棟口の踏み石と叩きの分離
図4 北面の玄関付近のN-S crack

 北に突出する神殿と倉庫の部分の東西端付近でも亀裂が走る。漆喰の亀裂も叩きの亀裂と同根のものだろう。図6にみえる3枚の壁面のうち,北西隅の二面の漆喰についてはかつて修復工事を実施している。南からの引っ張りによるものか。

図5 玄関脇倉庫前のN-S crack
図6 神殿北西隅のN-S, E-W crack

 図7と図8には同じcrackが見える。南東方向への滑り落ちが想定されるか。

図7 エアコン室外機の南方にはNW-SEcrackを観察するとねじれがあって,写真の右手手前が落ちて左手奥が落ちている。南東方向への引っ張りに基づくものか
図8 図7同じcrackを北から見ている

1.2 友愛園との間の旧府道

 

 旧天王亀岡線のアスファルト舗装面を観察した。図9〜11に見えるように,南からの引っ張りによる crack群が認められる。

図9 友愛園との間にN-S crack
図10 同N-S crack
図11 道路沿いに弧状の crackなど

 図12と13はタニハの西側の宅地前の crackと凹みを示している。南または南東からの引っ張りの結果のように見える。

図12 タニハ西側宅地前のN-S crack
図13 道路中央の道路沿いの凹み
図14 アラカシ生垣に見える満開の卯の花

 昨日にこのような作業をするまで意識化できなかった。タニハの敷地は狭い棚田で農作業の割に収穫も少なかったと想像される。それを父が譲り受けて,山の砂利を運び込んで埋め立てたようだ。その地盤の弱さがタニハの叩きや漆喰壁に現れていると考えた。

1.3 南面部分

 図15と16は南からの引っ張りを,とくに図16では東落ちが見られ,南方向というより南東方向からの引っ張りが想定されるかもしれない。

図15 本館の東寄りにN-S crack
図16 トイレ前のN-S crack 東落ち

 図17の風呂場のタイルの隙間も南方面からの引っ張りによるものであろう。新規更新は四半世紀ほど前になるか。一度も使わないのに風化が進んでいるのである。

図17 風呂場のタイルも南からの引っ張りが
図18 繰り返し叩きの隅に イタチか?

 タニハや自宅では,祭壇の左右に日常的に生松(幣松へいまつ)を供えます。初夏にはミドリから花が咲き多量の花粉が発生する。その頃は幣松に適したものを収穫することはほぼできない。その頃の葉は緑色が褪せているし使用してもすぐに枯れる。今の季節は古い葉を残したままその上にミドリから成長した新鮮な緑色の小さな葉が生まれる。図19のようである。収穫して古い葉を抜き取れば図20のように美しい生松が手に入る。

図19 アカマツのミドリが総になった
図20 左ペア:タニハスタッフ用,中央ペア:自宅用,右ペア:神様用

以上,2026年5月30日記。