新修亀岡市史 the Newly Revised Kameoka City History
はじめに 「丹の海」に関わる部分に関心がある。古本を探したが,新本販売中にもかかわらず送料を入れると新本の価格になってしまう。全く不要な資料編第3巻と,参考にはなるかもしれない資料編第5巻を「日本の古本屋」窓口から購入した。 亀岡市文化資料館で新本を購入するつもりだが,本文編第1巻,資料編第1巻,資料編第4巻,5,000×2 + 6,500 = 16,500円になるか。 昭和三十五〜四十年出版の『亀岡市史』上,中,下揃いと,昭和三十六年出版の『篠村史』(非売品)と,昭和六十年出版の『故郷鎮守の森 亀岡神社誌』も同窓口から購入した。いずれもリーズナブルな価格だ。まだ届かないが。 追記 2025年10月23日: 『亀岡市史』上,中,下,『篠村史』,資料編第3巻,資料編第5巻が昨日,届いた。『亀岡市史』上,中,下は明らかな盗難品で,上巻だけに残っていた所蔵機関の後継部局(京都歴史資料館)に電話したら,送らなくて良いという。中下巻の扉は見にくく破かれているが,この経緯を上巻の扉に示して,一応,使おうと思う。まあ,盗る方は悪いけど,盗られる方も問題ありだな。荒っぽい破り方からするとかなり大量に盗んだようだ。 1. 全8巻の内容紹介 驚くほど簡単な紹介だ。次の「2.各巻目次」が用意されているのは,2巻分だけ。 本文編第1巻 地理・考古・古代・中世前期 872頁 付録 緑豊かな亀岡の自然環境の成り立ちを再検証。また、人々の営みを草創期から足利尊氏の挙兵までを叙述した通史編です。【平成7年1月刊行・第1回配本】 メモ:新本で購入することになるだろう,5000円(税込) 本文編第2巻 中世後期・近世 1,064頁 付録 元弘3年(1333年)の足利尊氏の篠村八幡宮での旗揚げのころから、明治維新を目前にした慶応3年(1867年)の戊辰戦争前夜のころまでを対象とした通史編。【平成16年3月刊行・第7回配本】 本文編第3巻 近代・現代 1,080頁 付録 慶応4年(明治元年・1868年)から平成元年(1989年)までの、近代・現代の亀岡地域の歴史を叙述した通史編です。【平成17年7月刊行・第8回配本】 資料編第1巻 考古・古代・中世 1,448頁 付録 考古では、市内で発掘された旧石器時代から江戸時代にわたる遺跡126カ所を図や写真で詳しく紹介し、古代では、丹波国全体を対象とした文献史料219点、木簡資料69点を収録、中世では、明智光秀が丹波入りする直前の天正2年(1574年)までの1,558点の文献史料を収録しました。【平成12年1月刊行・第4回配本】 メモ:新本で購入することになるだろう,5000円(税込) 資料編第2巻 近世 1,336頁 付図 近世(江戸時代)の亀岡に関する史料を集めました。領主編・広域編・地域編にわけて、領主や亀山藩のことや、争論や水運・街道のこと、各村々の様子などを示す史料を多数掲載しました。【平成14年3月刊行・第6回配本】 資料編第3巻 近代・現代 1,326頁 付録 明治から平成までの近代・現代の亀岡に関する史料を集めました。本編は史料が中心ですので、「グラフかめおか20世紀」と題した写真集を付録としました。なつかしい写真がいっぱいです。【平成12年11月刊行・第5回配本】 メモ:古本で購入済み。 資料編第4巻 地域・文化財(建築・美術・民俗・地理) 1,042頁 付録 市内の寺社建築や仏像や美術品などを網羅。祭や年中行事など、ハレの民俗を収載。亀岡を航空写真と地形図の対比で知ることができます。都市地理的に重要な統計資料も収録。別冊としてCDに民謡や祭囃子などを収録しました。【平成8年3月刊行・第2回配本】 メモ:新本で購入することになるだろう,6500円(税込) 資料編第5巻 亀岡の民俗誌 1,230頁 市内の7地区の生活の様子を口頭伝承にこだわらず、生活史を語る文献史料も積極的に活用して詳細に叙述した民俗誌編と、亀岡祭の行列帳の翻刻や懸装品の一覧、方言の資料や、有形民俗文化財として梵鐘など埋け型の原型や民具、石造文化財などの一覧を収めた資料編で構成しています。【平成10年3月刊行・第3回配本】 メモ:古本で購入済み。 2. 各巻目次 一体,何が生じているのか,わからないが,各巻目次があるのは,本文編第1巻と資料編第三巻の二巻分だけだ。これはテキストで掲載する。他のコンテンツが無いので,画像データ(PDF)を掲載する。 本文編第一巻 目次 発刊のことば 谷口義久監修のことば 上田正昭 序章 亀岡盆地の史脈と伝統 (2) 第一章 亀岡の自然環境 (22) 第一節 亀岡市の位置と広さ (22) 第二節 亀岡の地質と構造 (26) 第三節 亀岡市およびその周辺の地形概観 (42) 第四節 亀岡の地形誌 (61) 第五節 自然と人間 (90) 第二章 丹波の黎明 (108) 第一節 旧石器時代の丹波 (108) 第二節 狩猟と採集の社会 (123) 第三節 農耕社会の成立 (148) 第三章 古墳文化と古代豪族 (180) 第一節 古墳時代のはじまりと丹波 (180) 第二節 前方後円墳の世界 (207) 第三節 群集墳の展開 (234) 第四節 丹波と倭王権 (267) 第四章 律令体制の成立 (316) 第一節 古代寺院の成立 (316) 第二節 国郡郷制度と農民生活 (350) 第三節 丹波国府の造営 (370) 第四節 国分寺と国分尼寺 (391) 第五節 古山陰道の変遷 (432) 第六節 村落と条里 (446) 第七節 仏教美術の伝播 (481) 第五章 王朝の世界 (494) 第一節 山背遷都と丹波 (494) 第二節 酒呑童子の伝説 (521) 第三節 生産技術の発達 (547) 第四節 寺社の文化 (594) 第五節 仏教美術の光華 (609) 第六章 院政と源平の争乱 (626) 第一節 院政の成立と受領層 (626) 第二節 平氏政権と源平争乱 (648) 第三節 仏教美術の発展 (680) 第七章 公武政権の相克 (696) 第一節 幕府の成立と承久の乱 (696) 第二節 荘園と地頭 (719) 第三節 鎌倉後期の丹波 (746) 第四節 仏教美術の普及 (770) 第五節 鎌倉時代の建築文化 (783) 略年表 (810) 巻末資料 付録 本文編第二巻 目次 ブラザー複合機で性能はあまり宜しくなく,本をまずは紙コピーして,それを600dpiで給紙スキャンした。 資料編第一巻 目次 資料編第三巻 目次 『グラフかめおか20世紀』目次刊行のことば 田中 英夫監修のことば 上田 正昭 近代 一 史料解説 (3) 二 亀岡の明治維新 (16) 三 亀岡の近代化と再興 (140) 四 第一次大戦と亀岡の発達 (288) 五 昭和恐慌と戦争への道 (408) 六 総記 (550) 現代 一 史料解説 (685) 二 戦後亀岡の再出発 (694) 三 亀岡市の誕生 (902) 四 新たな発展と亀岡市 (982) 統計資料 (巻末から) […]
