亀岡市立図書館と亀岡市文化資料館 Kameoka Municipal Library and Kameoka Municipal Museum of Cultural Materials

はじめに

 徒然にスナップを。

亀岡市立図書館

 もう3回行っただろうか。最初の日10月14日に司書の方から紹介された資料などを次に示す。

 国立国会図書館デジタルコレクションでも閲覧できてPDFでもダウンロードしたが,現物を見てみたかった。書庫から出していただいた。とはいえ,臨川書店の復元本である。

図1 南桑田郡誌
図2 南桑田郡誌の折り込み地図 南丹市は入らない,ほぼ亀岡市域か

 同書籍の奥付を次に。

図3 原本の奥付
図4 復元本の奥付

 垣田五百次,坪井忠彦編,1925. 『口丹波口碑集』郷土研究社.

図5 『口丹波口碑集』表紙
図6 『口丹波口碑集』奥付

国立国会図書館デジタルコレクションの情報を次に。

口丹波口碑集 by 垣田五百次,坪井忠彦
炉辺叢書27
https://dl.ndl.go.jp/pid/1904777
『炉辺叢書』27,郷土研究社,東京堂書店,大正14. 国立国会図書館デジタルコレクション https://dl.ndl.go.jp/pid/1904777 (参照 2025-10-14)

なお,デジタルファイルには,並列タイトルとして次のものが含まれている。
筑紫野民譚集 琉球人名考 口丹波口碑集。

 なお,このデジタル本はダウンロードはできず,画面での閲覧が可能であるが,目次から関心をもったテーマを選択して,ログインして初めて読むことができる。

 いま,関心がある分野ではないが,次の文献に偶然出会えた。大国美都雄さんの自伝と,現大本の出版物である。後者はかなりの出版費用がかかっているようだ。

図7 大国美都雄『真偽二道』
図8 同奥付
図9 『報身みろく神業の足跡』第二巻

 以下の書籍の中身を見ないでとにかく司書の方から紹介頂いたものを撮影した。時間切れであった。

図10 「保」と「津」 その歴史からみえるもの
図11 京都府遺跡地図だい3分冊第2版
図12 『京都府誌』上,下
図13 昭和28年度 京都府域の文化資源に関する共同研究会報告書(丹波編)
図14 京都府埋蔵文化財論集 第8集
図15 昭和二十六年水害史

 図16〜18は写真の情報に限定する。時間切れであった。

図16
図17
図18

 2回目の訪問の際に屋上から撮影した。

亀岡盆地が見える。この写真では立体感がないが牛松山の迫力はなかなかのもの。電線はなんとも邪魔邪魔。図番号は上の図と続かない。

図1 牛松山と裾野の隆起扇状地か段丘か

 建物はなかなかの立体感。牛松山の麓の段丘の起伏は残念ながら感じられない。肉眼ではわかるのであるが。

図2 ステレオ左
図3 ステレオ右

 2025年10月23日に,亀岡市文化資料館に出かけた際に,イオンの屋上からの眺めはいいようだ。期待したい。

亀岡市文化資料館

 2025年10月22日,おじゃまして撮影した写真を次に。

 図4は,入り口の景観である。左手奥にには牛松山。建物は案内板後背なのであるが。この橋は雑水川にかかる。資料館はこの川そばにあって,保津川の溢水でかつては床上浸水があった場所である。資料保管場所としては不適切な場所と言えだろう。

図4 入り口
図5 再葬石棺
図6 家型石棺の蓋

 図7の針塚は横町にあった時代の校内で見たことがある。おそらく高校時代に教師の案内で巡った際に見たのであろう。当時の校地は亀岡高校そばの同じ段丘面上にあった。

図7 亀岡市立女子技芸専門学校跡地の案内
図8 道標
図9 道標そばの芙蓉

 図10, 11は亀山城下町の様子だ。地形の起伏が無視されていて,残念なことだ。DEMでモデルを整形出力して,その上に建物などを配置すれば,より良いものになるのであるが。漫画的ジオラマにあたる。歴史や考古のスタッフでは限界がある。図10の後背のテーブルスペースが来館者の学習の場として提供されている。亀岡市立図書館もそうだが,点照明が鬱陶しい。長い蛍光管で面的に照明すれば,作業がやりやすいと思うが。そういう発想が亀岡市では脱落していると感じる。

図10 漫画的ジオラマ
図11 漫画的ジオラマ

 ご紹介いただいた本。日本の古本屋では,最低1200円だったが,アマゾンでは317円(+送料350)なので今,購入した。

図12 丹波・丹後の伝説
図13 奥付

 同じく。1941年出版の本ゆえか,古本はみつからなかった。本資料館で利用するのが適切であろう。

図14 丹波の傳承
図15 奥付

 図15は1200円なので,資料館で購入するのがベターだ。

図15 第36回特別展「光秀その後の亀山」
図16 奥付

 図17の亀山城主の変遷,をご紹介いただいた。図18の保津川筋の図も非常に興味深い。1200円,購入すべきだなあ。

図17 p. 72の部分
図18 p.72の保津川筋の区分

 「丹の海」という用語の出典を質問したら,このコーナーを案内頂いた。照明が邪魔して撮影できない。次回,照明を消してもらって,撮影したい?

図19 「丹の海」の展示
図20 案内板
図21 太古カメオカ

丹の海の再現図である。画家(女性)の名前が画像では読めない。忘れた。次回,見直そう。人の侵入前の時代のものにあたるかどうか。

 図21には黒い傘の照明が点在している。残念! 照明なしで,撮影したいなあ。絵葉書売ってるんじゃないかなあ?

図22 江戸時代の祭の行列の様子(左手)
図23 江戸時代の祭の行列の様子(右手)

 図22, 23を見ると,かつての山鉾巡行は盛んだったんだねえ。ぼくの暮らした横町も持っていたんだねえ。今,思い出したけど,山車(だし)はなかったけど,神輿(みこし)はあったなあ。

民俗祭事調査会編,平成4、1992. 『民俗祭事の伝統 : 丹波・亀岡のまつり』 角川書店, 7+258p.の福知正温先生(中学校で国語を習った)の担当部分,pp. 220-229,もご紹介頂いた。日本の古本屋の小亀屋(篠町馬堀)から¥1,700で販売されていたので注文した。

 

 

図24 『丹波亀山城と城下町』
図25 奥付
図26 紹介頂いた箇所

 この本はローカル過ぎて,流通ルートにはないようだ。日本の古本屋で,ぼくの名前で検索してみると,4冊が出た。かなり古いものだけだ。

日本の水と緑 ¥1,800 木庭元晴・小幡斉他、玄文社、1993、1

霊界物語ガイドブック ¥3,200 (送料:¥350~) 木庭 元晴 (監修), 木庭 次守 (編集)、八幡書店、2010

月刊地球54 琉球弧地史 ¥1,650 イルカぐるうぷ編、海洋出版社、1983/12、763頁、B5判 執筆・氏家宏・橋本義之・三嶋昭二・木庭元晴・藤田宏他

生きている太平洋 <のじぎく文庫> ¥800

 まあ,今も生き残っているのは嬉しい。

以上,2025年10月23日記。