歳時記:春のお彼岸 Pāramitā at Spring 2022

はじめに  春の息吹がガンガン伝わる。昨日3月24日にはウグイスがタニハの庭で啼いていた。鳩やヒヨドリも来ている。近所の猫はそれを狙ってもいる。白い雌猫である。21日にはぼくが庭の障子を開けた途端,鳩がばたばたと飛び立って,その場にその白猫が居て,ぼくをずっと睨んでいた。  残念ながら動くものの写真を撮っていない。 1 タニハと朝日山  朝日山山頂は,〒621-0251 京都府亀岡市本梅町平松車谷にある。図1に示している。  次の図2はそのpeak finderでの表示である。昨日,表示したので,その日の黄道と白道が示されている。タニハの南庭から眺望できる。本梅町一帯は都市計画法外の場で,土地利用は欲望自由自在で,この図1ではタニハの下方つまり,北側の友愛園の後背の小さいな山地では墓地開発が進む。老人施設に近接して墓地開発するのはどうかと思う。土地利用は時を経て,どんどん寂しくなってゆく。 2 芽吹き  タニハの北側の薄汚れた道路沿いには,春の息吹の花盛りが見られる。  図3〜5の群落や,食べ頃のヨモギの群落のすぐそばの入り口左手の艮岩の後背には,図6のミチタネツケバナ(道種浸け花)がみられる。ヨーロッパ〜東アジア原産で,1992年に宮城県から日本海側にかけて侵入が報告されている(分類などはここに)。図7のように,南庭の蕗の薹(ふきのとう)もかなり大きくなってきた。入り口右手のアカマツに接して,コバノミツバツツジも自生しており,図8に示したように芽が吹き出した。 蕗の薹周辺にはもう沢山のフキ特有の掌様お葉が茂ってきた。 3 伐採が続く  南庭のジャングルを構成する最優占種は次の灌木であるが(図9〜11),名前がわからない。幹がフジツルによく似ているので,フジと診て伐採することも多い。ただ,フジは今は葉がつかず,この木には冬であっても緑の葉が茂る。図9の株にはフジも1/3ほど含まれる。材質は柔らかくてノコで簡単に伐採できる。この春に小さな花が咲くだろうからその時が鑑定のチャンスである。  図12と13の左手(西側)の喬木はアラカシである。2年前に野田君が伐採したアラカシのすぐそばのもので当時は小さかったがみるみる成長した。伐採するかどうか,ギリギリのところで迷っている。伐採して右側,つまり敷地内に倒すことは難しいだろう。 おわりに  伐採を繰り返してきた。丸坊主は寂しいのでついつい,圧迫感の無い樹木は残すが,すぐに大きくなる。太陽光を一杯浴びる場であることも大きいだろうと思っている。 以上,Mar. 25, 2022記。 その後 追加 Mar. 30, ’22: 子ども達が退散したので6日ぶりにタニハへ。 図9の株立ちをチェック。フジはこの周辺にあって,株立ちの主役は図10, 11の木本だった。図14の左手のアラカシを取り巻いていた藤ヅルを1本だけ残して伐採した。これで,伐採は可能にはなった。図15はそのアラカシを縛る藤ヅルを見る。  このアラカシ以外は一応,南ジャングルの整理は,ほぼ完了した。トイレ前の植木植栽はもう少し後で実施しよう。  次に,図16と17に示す西通路を開始した。隣家の大型トラックが戻ってきて,ドブのような臭いを吐き出しているので,やる気がしないが,とにかく,ちょっとだけ,開始した。ツルが這っている。とにかく,掻き出さないと。壁などのツルも除去などしている。 以上,Mar. 30, 2022記。

春だ,急がないと Spring has come, and hurry up

 オオイヌノフグリが咲いていた(図1)。もうすぐクマバチが出てくる。急がないと外庭工事が完了しない。ちょっと焦ってきた。 小木の切り株やフジ茎の退治に斧が役立っている。新たなクサビで強固になった(図2)。  図3〜図5は繋ぎ写真。この一帯には,野田君が伐採してくれたサクラを主とする幹が転がっていて,刈払機での雑草が刈れず,フジの地下茎や木々のツルが蔓延していた。やっと,この問題を解消することができる。刈払機で定期的に草を中心に伐採してゆけば,ジャングルからも離脱できる筈である。まだまだ,完成にはほど遠いが,とにかくサクラを主とする大木(図4に切り株が見える)の伐採木からは開放された。  一輪車が図7の奥の直角カーブまで辿り着けなかった。段差のため。図7のようにブロックと頁岩破片で何とか縁袖に一輪車を上げることができるようになった。このルートでしか,道路に出ることができないのである。  父の設計の問題である。余りに敷地一杯に家屋が建っている。しかも母屋ができたあとに,フトン部屋や納屋を近接して作ったので,一輪車が裏庭から出るルートはここに限定されているのである。    本梅町には,さびしい人が居る。その人がタニハの土地を私物化すべく,使用済みの下水管を積み上げて居る。さらに大きな丸石を敷地のほとんどに転がしている。友人の法学部の先生にお願いして弁護士を紹介してもらったが,ゴミの世界に穢れたくなくて,放置した。伐採した木の行き所が無く,かつてはドラム缶の釜で焼いていたが前の老人ホームに迷惑がかかると考え,焼くのをやめた。で,ここに捨てればいいということに思いあたって,今は,どんどん大きな丸石の上に伐採した木々や草を投げている。 以上,Mar. 16, 2022記。