タニハ環境整備1 environment equipment renewal of Taniha Cultural Inst. 1

 父の昇天の後,長くほぼ放置状態だった父のタニハ文化研究所の整備を開始している。先日,道路隔てて真向かいにある特別擁護老人ホームの代表の方から,入居者またはスタッフが新型コロナに感染した場合の協力,つまり当方の施設を利用したい旨,依頼された。できるだけの協力を惜しまないことを告げた。この施設はぼくの小学校1年と2年の担任だった先生の夫と,それを引き続いて,息子さんが中心的に運営されている。偶然の出合いであった。  屋根はトタン張りで430平米ある。この塗り替えを10年近く前に実施したが,業者が悪くて,塗り替えて数ヶ月で,みるみる剥げだして破片が屋根周辺に再現なく落下している。知人から助けてやって欲しいという依頼で,お願いした結果がこれである。壁もその業者にお願いしたが,剥げ落ちて惨憺たる状況である。今,業者選定中である。  他方,自分でもできることを始めている。 ムサシ RITEX 7W×2灯 LEDセンサーライト 「AC電源タイプ」 防雨タイプ LED-AC314 玄関外構にあった和式の蛍光灯の代替である。二カ所にあったものの代替をこれ一つで代用する。LEDライト2本があり,回転できる。電球が切れた段階で廃棄するとある。センサーは気温の増加に対してで,人間以外の動物にも反応する。点灯を,昼夜共か夜のみ,の選択ができる。点灯時間も5秒〜5分の選択が可能。コーナンで税抜き5980円であった。 設置終わって,玄関の出入りしていると小鳥が来たので,iphoneを取りに行って戻ってきてもまだ居てくれた。その写真である。写真のほぼ中央の黒い鳥影である。時々,来るようになったが,とまったのは,初めて。 左の聚楽壁の和風照明跡はもう使わないので,ケースをここに釘付けしたいと思っている。 隅田光さんと山崎由美子さんが,茅ヶ崎から足繁く通っておられる頃は,タニハには少なくとも年7タームほど,出かけていたが,ご両人退役後の2,3年,タニハには,ほぼ年3ターム程のペース。今春の退職後からは,生きる姿勢の変化か,よく出かけるようになった。神棚用の炊事場には,なぜか昨夏のお祭りで使った三宝上の米,塩,酒(これだけは飲み乾されていた)がそのままで,特に塩が凄くて,泡状になって三宝に溢れ三宝の縁板を越えていた。土器(かわらけ)の洗浄については,僕が専任であった。このシンクは台所と共に父昇天後,コーナンに依頼して更新したものである。 一回のお祭りで,洗い物の量はかなりのものになり,大皿など百点に及ぶだろうが,水道水をザーザーと流すほどの洗い物ではなかった。もともと汚れていないので。今回のような汚れは初めての体験で,これまでになく,大量の水を使った。ふと足下を見ると,足下は大洪水。左の写真はちり取りと棕櫚箒で水と掬い取って乾いたタオルで拭き取った跡の様子である。このような使い方をシンク更新後したことが無かったので,コーナンによる設置ミスと考えた。購入した筈のコーナンプロ箕面坊島店は無くなっている。自宅そばの別のコーナンプロ今宮店に電話した。 購入後の時間は経っているが,生活の場所でないので,工事ミスに気づく機会が無かった。手抜き工事を見て欲しい。出張費や修理費は支払うと宣言した。コーナン本体の業務部が対応してくれることになっている。 Jun. 29, 2020記 午後8時前,タニハから出ると,上限の月がほぼ南中。タニハの外には,今日設置した人感LEDライティング,玄関内も前回設置したLED人感ライティング。午後二時過ぎに来たらこの玄関にイタチのウンコらしい物があったので,その防御になるかも知れないなあ。 TVアンテナ外さないとねえ。

青空文庫を文献資料として利用 how to use an honorable Aozora Bunko, the out-of-copyright digital library, as research material

はじめに  青空文庫が始まって間もない頃から,感謝しつつ利用させて頂いている。いまなお,利益を出す姿勢を示すこと無く,果敢に継続されている。世知辛い現在には稀な存在である。ぼくは今はiPhoneに豊平文庫というビューアーを利用している。ただ,気になった文章について,簡単なメモ付きのブックマークをしたいのだが,そういう機能は,これにはないが,使用環境が簡単なところがいい。  当方のこのWebサイトで引用するには,種々のビューワーを使うよりも,ブラウザーで青空文庫から直接コピペするのが最もいい。macでは読む気にならないので,読みやすいとかはどうでもいい。種々のビューワーを使うとコピペができない。別件だが,キンドル版で購入した場合,英語版の『戦争と平和』などコピペできる場合もあるが,ほとんどできない。青空文庫のurlは次に。 https://www.aozora.gr.jp/ Jun. 27, 2020 1 ビューワー「えあ草紙」デスクトップmac版を試した  上記の青空文庫で一押し?で紹介されているビューワー「えあ草紙」デスクトップ版のmac対応の無料版を試してみた。v. 1.2.0 built 20210813,である。テキストファイル選択の機能以外,A JavaScript errorが出て,機能しない。テキストファイル選択の機能を選ぶと,macのファインダーからファイルを選ぶ画面が出るが,実際に選んでも何も生じない。  この えあ草紙工房 上で青空文庫を読むことはできる。もちろん,コンテンツのコピペはできない。 2 有効な青空文庫のファイル利用  下記の青空文庫 https://www.aozora.gr.jp/ では,ファイルをダウンロードして,自由に利用することができる。このサイトの説明に従えば,もちろん,問題無く利用できるが,種々の情報があって,利用プロセスが一望できないため,敢えて,ここに利用例を示す。 0 三木清著,「ゲーテに於ける自然と歴史」,を,青空文庫からダウンロードしたい。 1 https://www.aozora.gr.jp/ に入る。 2 メインエリア/総合インデックス/公開中 作家別/,で,「ま行」を選んで次に表示される,マ〜モ,の「ミ」の作家リストから,三木清,を選ぶ。 3 画面には,三木清の紹介文があり,公開中の作品群33篇が並ぶ。ここから,「ゲーテに於ける自然と歴史」を選択すると,底本データ元(底本: 新版ゲーテ読本,出版社: 潮ライブラリー、潮出版社,初版発行日: 1999(平成11)6月5日)や最初の出版日(底本の親本: ゲーテ研究,出版社: 岩波書店,初版発行日: 1932(昭和7)年5月)などの情報が記されている。デジタル化の底本は新しいが親本の初版が古いので,最近出版された底本を使っても問題ないのですねえ。 4 3と同じ画面に,図1のように,「ファイルのダウンロード」欄があり,テキストファイル(ルビあり)とxhtmlファイル,のリンクが掲載されている。テキストファイルが簡便で最初は良いように思うであるが,僕の経験から言うと,閲覧だけでなく,利用にも種々支障をきたす。xhtmlファイルがいい。テキストファイルとxhtmlファイルのサイズ欄では,それぞれ,25,751bytes(圧縮),69,694bytes(圧縮なし)と表示されているが,実際にダウンロードすると,それぞれ,61kB,197kBとなる。後者は,三木清 ゲーテに於ける自然と歴史_filesというフォルダーと三木清 ゲーテに於ける自然と歴史.htmlからなり,これらを一つのフォルダーに入れて情報を見た結果である。 5 テキストファイルについての言及は省略し,xhtmlファイルの利用を見たい。三木清 ゲーテに於ける自然と歴史_filesというフォルダーと三木清 ゲーテに於ける自然と歴史.htmlを,例えば,三木清 ゲーテに於ける自然と歴史という名のフォルダーにまとめて,三木清 ゲーテに於ける自然と歴史.htmlをクリックすると,パソコン内だけでこのコンテンツをブラウザーで見ることができる。 6  このコンテンツの一部のスクリーンショットが図2である。  この部分をコピペしたのが,次である。引用開始————————————————い。自然が「精神に啓示しないものを、汝は槓杆こうかんや捩子ねじをもつてむりやりに取つて来ることはできぬ。」単なる計量によつては生命ある普遍は捉へられない。真の普遍は特殊のうちに含まれ、特殊において直観される。今日、歴史学において重要な意味を有する Typus といふ概念はもと、かくの如き普遍を指すであらう。歴史を Typologie と見る見方はゲーテにおいて教師を見出さねばならぬ。或は寧ろ、ゲーテ的な直観、体験及び世界観の基礎の上に初めてテュポロギーは、その固有なる意味において成立することができる。テュプスはゲーテの形態 Gestalt もしくは原現象 Urph(画像挿入アラート)nomen の意味のものでなければならぬ。かかる原現象とは何を謂いふの引用終了————————————————  このように,ルビは適当な形でコピペできている。ドイツ語のUrphaenomenのaウムラオトは青空文庫では画像が組み込まれていたために,コピペはできていない。図3は,Microsoft Wordにコピペした結果のscrnshotである。  WordPressのコピペの結果が,Microsoft Wordへのコピペの結果より優れていることがわかる。このルビのコピペの出来不出来は,両アプリのコピペの設定内容の違いに由来している。残念ながら,WordPressの結果をMicrosoft Wordにコピペしても,改善は見られなかった。  以上の結果から,とにかく,青空文庫のxhtmlファイルから,問題無く,文面を引用することができることが確認できた。 3 青空文庫から引用した場合の論文での書誌記述法について  青空文庫からテキストを引用する場合,青空文庫ファイルには,元々の底本のページ配分は記録されていないので,引用ページを表記することができない。ここでの引用個所は,第「二」章にあるので,章番号だけを表示することになる。引用した本文中では,たとえば,三木(1932, 第二章),となり,書誌表現は,次のようになるだろう。 三木清,1932. ゲーテに於ける自然と歴史. ゲーテ研究(岩波書店). 青空文庫デジタル版(底本: 新版ゲーテ読本,潮ライブラリー,潮出版社,初版発行日1999,初登録日2006.5.3,最終更新日2014.6.9) 以上,Aug. 13, 2021記。